『今週発売される成年コミック』を更新 (2012/02/06〜02/12)

公開:2012年02月06日  最終更新:2012年02月09日

今週発売される成年コミックを更新しました。

今週発売予定のタイトルは8本前後。10日に集中するかたちで、犬星亜麻木硅SASらの単行本が発売予定です。

今週の紹介タイトル

月見荘のあかり / 犬星

月見荘のあかり犬星の単行本。表題作シリーズ6話のほか、コアマガジンの雑誌コミックメガミルクと、その前身COMIC 0EXに掲載された短編3作品が収録されています。

画像(月見荘のあかり  / 犬星)
月見荘のあかり 1

犬星は、女の子のちんま可愛さが抜群な、ロリ系の作家さん。

ハートフルなストーリーを予想させる、一見ほのぼのラブリーな絵柄で、しかし見方によっては(あるいは、見方によらなくても)極悪非道な行為が展開される犬星ワールドは、今回も絶好調。それどころか、新たな高みに到達したと断言できます。

画像(月見荘のあかり 5  / 犬星)
月見荘のあかり 5

最大の見所は、表題作月見荘のあかりにて、これまで長らく一対一を常にしてきた犬星ワールドに、満を持して複数姦が帰ってきたところ(※おそらく、2008年にヒット出版社より刊行されたおじょうさまのひみつ収録の魔法少女みんとII以来のはず)。それも男性三人対少女ひとり。竿役が三人に増えるのだから、女の子がおち○ぽに囲まれる絵面は、当然ますます危険度満点に。

画像(月見荘のあかり  / 犬星)
月見荘のあかり 1

加えて、最初は戸惑いながら行為に身を任せるだけだった少女が、「お兄ちゃん」たちに「元気をあげる」ために頑張るうち、野外えっちやお尻調教、コスプレセックスや4P撮影会などなど、小さい子でなくとも普通は絶対に体験しないえっちを仕込まれて、まっすぐな純粋さはそのままに、どんな行為でも応えられるようになってゆく過程が、長編形式でじっくりねっとり描かれるのだから、これはもう、帝国の逆襲かはたまたジェダイの帰還かというレベル。

これから何をされるのか、今されているのが何という行為なのか理解できていない小さな女の子が、それでもけなげに行為に耐える絵面が、マーベラスにデンジャラスです。

画像(月見荘のあかり 2  / 犬星)
月見荘のあかり 2

ロリものなので、少女の身体が華奢で平坦なのはもちろんですが、この作家さんの場合、小ささちんまさが、よりインパクトのあるポイント。

とくに、セックス中にときおり登場する、すこし離れた場所からふたりの全身を捉え、しかも少女の身体をややデフォルメ気味に小さく描く表現は、大人との体の違い、質量や体積の差をいやがうえにも強調していて、じつに凶悪。

画像(月見荘のあかり 4  / 犬星)
月見荘のあかり 4

SD気味のデフォルメは、エロに限らず、漫画の世界でよく使用されるテクニックですが、ギャグシーンのようなデフォルメであることが明確な場面ではなく、セックスシーンの最中に、まるで不意打ちのように現れるこの表現は、絵的にはそれほど派手でないにもかかわらず、目にするたびに肝が冷えます。

画像(月見荘のあかり 6  / 犬星)
月見荘のあかり 6

しかし、何より真に恐ろしいのは、いたいけな少女をだまくらかしてイタズラする極悪なお話をさんざんやらかしておいて、当事者の青年たちを断罪するでもなく、読者に皮肉や悪意をぶつけるでもなく、すべてがハートフルな営みであったかのようにすがすがしくお話を終わらせて、「これでよし」としてしまう、犬星という作家のスタンス。

世にエロ漫画多しと言えども、読者の方が、「あの、このお話は大変にエロくて素晴らしいし、こういう後味の悪くないオチにして頂いたことは感謝に堪えないのですけれど、本当にこのオチで良かったのでしょうか……?」と、おそるおそる尋ねてみたくなる作品など、そうあったものじゃありません。彼らの「××年後」を描いた単行本カバー下のおまけまんがなど、ハッピーエンドのはずなのに、恐ろしすぎて戦慄を禁じ得ないという……

画像(月見荘のあかり 6  / 犬星)
月見荘のあかり 6

考えてみれば、いくらストーリー展開で、「これは和姦だから」「純愛だから」「ギャグだから」と、登場人物や読者が免罪されていても、そんなものはまやかしに過ぎないことなど、読者は心のどこかで自覚しているはず。

だからこそ、こちらを見つめ微笑む少女のコマを見たとき、彼女が純真でまっすぐであるからこそ、いくら彼女が仮想の存在であると分かっていても、正面から視線を合わせるのに躊躇してしまうし、ある種の後ろめたさを感じずにはいられない。しかし、その後ろめたさはしょせん仮想によって触発された仮想的なものなので、それを興奮を高めるスパイスへ転化してしまっても、なんら道義的な問題は発生しない――

犬星が、技量のある作家さんほど引っかかりがちな作家性という罠にとらわれることなく、淡々と男性に都合の良いハッピーなファンタジーを生み出し続けたからこそ到達したこの境地は、やはり得がたいものとして賞賛されるべきだと思います。

画像(月見荘のあかり 5  / 犬星)
月見荘のあかり 5

エロ絵的には、すっかりエロ慣れした女の子がウサ耳コスプレして、三人の青年を相手にフェラ&ダブル手コキ、三本同時顔射、前後二穴刺しや三穴責め、蓄精精飲にビデオ撮影までこなしちゃう後半の第5話と第6話が、言うまでもなくクライマックスですが、見逃せないのが、気弱な青年が人気の無い路地裏で彼女に襲いかかる第3話。

画像(月見荘のあかり 3  / 犬星)
月見荘のあかり 3

なにしろ路地裏といえば変質者の出没する要注意ゾーンとしておなじみのロケーション。そんな場所で幼女に立ちクンニして失禁させたり、イラマチオ口内射精でえずかせたり、両腕を手綱のように掴んで小さな体を持ち上げ、足を浮かせた彼女に後背位でがんがんピストンしたり、最後はぐったり地面に倒れ伏してあそこから精液を垂れ流す彼女を放置したり――と、やりたい放題やっちゃうのだから、それはもう大変なことに。

文字による説明だけでも、この恐ろしさは十分理解して頂けると信じますが、路地裏の暗さと狭さ、女の子の体躯の小ささが、がっちり強調された実際の絵面は、もはや歴史的と言っていいレベルのヤバさです。

画像(マリメロレイン  / 犬星)
マリメロレイン

短編マリメロレインに登場するのは、月見荘のあかりの素直で元気な女の子とは正反対な、生意気そうで無口なツリ目少女。そんな彼女の方から青年に関係を迫る、正真正銘の合法ロリ展開も対照的で、おまけにこちらは犬星正統(?)のワンオンワンセックス。月見荘のあかりで戦慄しっぱなしだった読者さんにとって、解毒薬となりそうな良品です。

画像(ぴんく♡すいっち  /  犬星)

ほか、男性バンドにお熱をあげる妹さんに、お兄さんが大型マッサージ器でイタズラするぴんく♡すいっちは、平坦胸をリボンで縛り上げるリボン緊縛が、可愛エロくてよろしげ。ピーチ×でーとは、単行本おにいちゃんが、すき。に収録されたぴーち×はぁとの後日談です。

画像(月見荘のあかり 6  / 犬星)
月見荘のあかり 6

女の子のちまちましたプリティーさと、可愛らしい絵柄からは想像できない鬼畜で卑劣な内容、そして、その卑劣さに綺麗にシュガーコーティングをかけて、ほのぼのハートフルな世界に隠蔽してしまう構成力と韜晦力、すべてが最強レベル。2012年最初の大ヒットは間違いなくこれだと断言できる一冊です。

月見荘のあかり収録作品:月見荘のあかり(#1/#2/#3/#4/#5/#6)/おまけイラスト/ピーチ×でーと/ぴんく♡すいっち/マリメロレイン/おまけイラスト&作者コメント/カバー下おまけ漫画

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その他

ほか、今週は、亜麻木硅SASの単行本など、以下の7タイトルが発売予定。

マン筋はエロいゾン妹物語はアンソロジーです。

参考

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