『モンフェスXI』――ジョン・K・ペー太

記事公開:2009年07月07日 最終更新:2010年11月12日
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(※この記事は、単行本発売前に書かれた『今週発売される成年コミック』を更新 (2009/7/6〜7/12)からの抜粋に、雑誌掲載時の感想を追加したものです。紹介した内容は、単行本で加筆・修正・変更・削除されている可能性があります。ご注意ください。記事の末尾に参考情報コメント欄があります)

モンフェスXIジョン・K・ペー太の単行本。雑誌COMIC 0EXに掲載された作品が、いろいろ収録されるはず。

ジョン・K・ペー太は、ご存じグロ系の作家さん。今回も、フィストファックに子宮外部露出、アナルダブルフィストに内臓潰し、異物の形状がお腹に浮き出す腹ボコ、白目剥きに嘔吐、腸液におならと、内蔵蹂躙系のゲテモノ表現がてんこもりです。

野球部を廃部に持ち込むため、意図的に度を超えたシゴキを繰り返していた女教師が、真相を知った部員たちから復讐される灼熱のエクストリーム打法は、どれだけ責められても屈服せず、男性のマッチョイズムを挑発しつづける女教師の態度が危険。数あるジョン・K・ペー太作品のなかでも、かなり暴力/拷問寄り。読んでいて頭がクラクラくるような問題作です。

レズ関係であるバレー部の先輩後輩が、シャワー室で秘密の愛を確かめ合う狂い咲きブラックサレナは、懐かしさすら感じさせる耽美レズなシチュエーションを描きながら、もはや体育会系とも呼べない常軌を逸したマッシブなプレイが繰り広げられる様子が、壮絶を通り越して愉快。

夜な夜な全裸で校舎を徘徊してはアブノーマルなオナニーに耽っていたせいで、幽霊が出ると噂になり、写真部の男子たちに秘密を握られてしまった剣道部の女部長が、大量ピアッシングやボンデージ・鼻フックの恥ずかしい姿をあざ笑われ、浣腸や乳首姦で辱められるランペイジゴーストも、キワモノプレイがてんこ盛りです。

興味深いのは、過剰に過激で異常な内容を描きながら、残酷さや陰惨さはそれほど感じさせず、むしろギャグ漫画のように読めてしまうところ。この不思議な味わいは、ジョン・K・ペー太にとって、人体とはさまざまにカラフルな装飾が付いたドーナツ状の「袋」であり、その「袋」が裂けたり破れたりして中身が露出するような事態は永遠に起こらない、という信頼で、作者と読者が結ばれているところから生まれるのではないか、と考えたりします。

あと、どの漫画もたいていオチがヒドいので、ぜひ確認のためにご一読ください。

収録作品:サマーライアット'08(※単行本ではサマーライアット'09に改題)/灼熱のエクストリーム打法/緊急覚醒スイッチON!!/カタキバーニング!!/ハイパー丑の刻フィアー/ランペイジゴースト/おちぶれてカタストロフ/ダダ漏れカスタードヘヴン/狂い咲きブラックサレナ/あとがき

雑誌掲載時の感想

  • サマーライアット'08(『COMIC 0EX』Vol.10――2008年09月18日)  [, 子宮, 恋人, アナル, 誘惑, ぶっ飛んだ, アナルフィスト, 狂乱, 全裸, , ダブルフィスト, コンドーム, 股間, 白目, 生セックス, ...]

    夏。自分は旅行の予定をキャンセルされて部屋で詰みゲーを消化しているというのに、妹は初めて出来た彼氏と隣の部屋でエッチしまくりな状況に業を煮やしていたお姉さん。部屋にゴムを借りに来た妹と口論になり、ついカッとなって彼女を昏倒させてしまったお姉さんは、イケメン君だった妹の彼氏に目を付けて……?

    画像(サマーライアット'08  /  ジョン・K・ペー太)
    ついうっかりして妹を気絶させてしまったお姉さん。妹の恋人に、彼女が戻ってこない理由を言い訳するのですが……?

    えろあきちゃん:

    彼にとっても妹が初めての相手だと知ったお姉さんが、特殊で過激な性行為を教え込んで、妹から男を寝取ってやろうと画策。全裸になって大股開きで女性器を見せつけ、「…あの子じゃ絶対やれない事させてあげるね」と、彼の腕を取っていきなりフィストファックを敢行。指で子宮内を探索させつつ丁寧に解説しますが、彼が腕を抜いた拍子に、めくり返った女性器が脱肛ならぬ脱子宮。環形動物あるいはエイリアンの幼生のように股間から突き出たそれが、先端に黒く開いた子宮口で息をしながら、ショックで噴き出したお小水を受け止めます。奥を開いて卵管の穴まで観察させた後は、子宮を押し出した責任を取れと、お尻を突き出して若い男を誘惑。バックからハメられながらケツ穴を開き、アナルフィストに彼を誘って、生セックス中に子宮を掴まれる感覚に悶絶。最後はお尻の穴に両腕を入れられ、卵巣を押し潰されての強制排卵を受けながら、白目を剥きのアヘ顔にて子宮で精液を受け止めます。

    画像(サマーライアット'08  /  ジョン・K・ペー太)

    繰り広げられる行為のエグさと奇想天外さが、毎度ながらに恐ろしいヽ(´∀`)ノ フィストファックに子宮外部露出・アナルダブルフィストに内臓潰しと、今月も危険なプレイがてんこ盛りです。

    誘惑の方向性が最初からエロ漫画的ファンタジーの方向を向いているせいか(……いや、グロ漫画的……? それともギャグ漫画的か……?)、女性の側から誘いをかけるシチュエーションであるにもかかわらず、前号灼熱のエクストリーム打法より、よっぽど安全で「挑発されていない」感じがするのが、面白くも興味深いところです。

    あと、今月もオチが酷かったヽ( ´∀`)ノ

  • 灼熱のエクストリーム打法(『COMIC 0EX』Vol.9――2008年08月09日)  [女教師, 部活, , 体臭, 野球, 筋肉, 罵倒, オス, 校長, 発情, , 男子部員, イジメ, うんち, 校庭, ...]

    部員を強制的に丸刈りにしたり、背中に爆竹を貼り付けてランニングさせたり、並べて鉄棒に吊るして体で止めろとボールを打ち付けたりと、度を越した暴力的なシゴキを繰り返す野球部顧問の女教師さん。強くなるためだから、部員がひとりでも欠けたら部を維持できないからと、必死で耐えていた部員たちですが、ある日、大人の汚れた真実を耳にして……!

    画像(灼熱のエクストリーム打法  /  ジョン・K・ペー太)

    えろあきちゃん:

    男勝りの体躯を持った暴力女教師さんが、野球部を廃部にして予算を浮かせ、校庭の一部を売却して利益をあげようと企む校長の手先であり、わざと加虐的に彼らに接していたことを知った男子部員たちが、結託して復讐を決意。狩猟用のシビレ薬を混ぜた飲み物で彼女の動きを封じ、部室に拘束して、積もりに積もった恨みを過激にぶつけます。

    全裸に剥かれた女教師が腋毛の濃さや体臭のキツさを嘲笑され、剃毛されて部室の天井からロープで吊るされた状態で打球をぶつけられて悶絶。小便どころか大便までたれ流し、前穴や後ろ穴を犯されます。それどころか、手で拡げられてがっぽり大穴を開けた膣内に集団で射精され、膣や直腸にバットを押し込まれ、上下で結び合わされた二本のバットで乳房の根元を搾り潰されることに……!

    画像(灼熱のエクストリーム打法  /  ジョン・K・ペー太)

    悪の女教師に加えられる暴力行為の数々が壮絶。数あるジョン・K・ペー太作品のなかでも、かなり暴力/拷問寄りです。どれだけ責められても屈服せず、「まぁ サカリのついた雄犬共の考えなんてお見通しだけどな…」「あんだけ罵倒しといて結局は私の穴にチ○ポつっ込みたいんだろ?」「これだけは忘れるんじゃねーぞ!! たとえ身体は堕とせても 私の心はお前らに屈服しなかったって事を!!」と、マッチョイズムを挑発し続ける先生さんの態度が危うくも恐ろしいヽ( ´∀`)ノ

    対する男子生徒たちの台詞も、「しっかし近くで嗅ぐとホントくせーな! この女の体臭は… 毛は剃り落とせても身体の内側から出る臭いは消せねーか」「先生の身体って汚物を筋肉で覆ったただのクソ袋だね!」と、相手の尊厳を奪う悪意に満ち満ちていて凄惨そのもの。肉体的暴力に失禁・脱糞、前後の穴にバットを詰め込んでお腹ボコボコ、肛門射精したザーメンが逆流し、鼻から茶色の液体が噴き出すなどなど、描写の凄まじさは眩暈がするほど。こんな話を真夏の炎天下で読んだら、もしかしたら頭がどうにかなっちゃうかもしれないので、かならずクーラーの効いた暗いお部屋の中でこっそり読みましょうねヽ( ´∀`)ノ

    あと、あいかわらず酷いオチですヽ( ´∀`)ノ

  • ハイパー丑の刻フィアー(『COMIC 0EX』Vol.11――2008年10月12日)  [トイレ, 後輩, 部活, うんち, 先輩, 放尿, アナル, ボテ腹, アナルセックス, 文化祭, フェラチオ, 飲尿, 廊下, 絶頂, イラマチオ, ...]
    画像(ハイパー丑の刻フィアー  /  ジョン・K・ペー太)

    泊まりこみで文化祭の準備をしていた映画研究会の面々。夜半、目を覚ましてトイレへ赴こうとした先輩部員は、廊下で後輩さんに呼び止められます。彼女は、彼らが寝る前に怪談をしていたせいで、怖くてトイレに行けなくなったと言うのですが……?

    画像(ハイパー丑の刻フィアー  /  ジョン・K・ペー太)

    えろあきちゃん:

    後輩さんを連れてトイレへ向かう途中、またも怪談を始めて彼女を驚かせ、失禁させてしまった先輩部員が、トイレで彼女の衣服を洗濯。なにも見ないからと紳士を装いますが、実際は鏡越しに裸体が丸見え。我慢できなくなった彼は、後輩を押さえつけて無理やり事に及びますが、いきなり + トイレで + 初めてなんてと、彼女から泣きつかれてしまいます。しかし、改心したかと思いきや、「けど こっちでやる分には何も問題ないよなッ!!」と、抜群のエロマンガ理論を発揮。いきなり後輩のアヌスを強襲して、ちんぽに当たる感触を指摘。小だけじゃなくて大もしたかったんだろうと彼女を辱しめ、大便を潤滑剤がわりにして内臓を蹂躙。クソ穴が気持ちいいと告白させながら絶頂させ、うんこまみれのペニスをお口奉仕で綺麗に掃除させたうえに、彼女のお口に放尿。後輩さんの消火器官を汚水の通り道にしちゃいます。

    画像(ハイパー丑の刻フィアー  /  ジョン・K・ペー太)

    うんこまみれのアナルセックス・アヌスに挿入したペニスを強制フェラチオさせて、お口の内外を汚物まみれに・強制飲尿でボテ腹化&ショックで下痢便排出と、今回もひどひどでございますヽ( ´∀`)ノ

  • ランペイジゴースト(『COMIC 0EX』Vol.15――2009年02月10日)  [撮影, ピアス, 乳首, 校舎, 嘔吐, 鼻フック, アナル, 浣腸, 首輪, アナルプラグ, ボテ腹, オナニー, 放尿, 幽霊, 言葉責め, ...]

    校内で最近噂になっている、「誰もいないはずの体育館で女の人のうめき声が聞こえた」「次の日その子が見たあたりに水みたいなのが点々と…」という怪奇現象を調査するため、夜遅くまで校舎に居残っていた写真部の男子面々。その甲斐あって、ついに幽霊らしき物体を捕らえることに成功しますが、その正体とは、昼間彼らを手ひどく罵っていた、剣道部の女性部長で……!?

    画像(ランペイジゴースト  /  ジョン・K・ペー太)

    えろあきちゃん:

    じつは夜な夜な全裸で校舎を徘徊してはアブノーマルなオナニーに耽るのが趣味だった女部長さんが、ヒミツを握った写真部の男子たちから、いろいろ酷いことをされちゃうお話。

    彼女が自分で施した乳首の極太ピアスや女性器の大量ピアッシングをまじまじと観察されて言葉責めされるなどまだ序の口で、

    • 校舎の床に緊縛拘束された状態で、大量浣腸 + アナルプラグ。ボテ腹化したお腹を踏みつけられて、ゲロ吐き + 放尿。まるでゲロでうがいしているみたいな状態に
    • 陰唇ピアスをボンデージ衣装のバンドで引っ張っているせいで、常時おっぴろげ状態になった女性器を犯されながら、もう一本のおちんぽを咽奥まで突っ込まれる串刺しセックス
    • 鼻フック付きの首輪をはめられて、醜いブタ鼻を写真に撮られながら蔑まれる
    画像(ランペイジゴースト  /  ジョン・K・ペー太)
    • 乳首に通したピアスを引っ張られ、ぽっかりと大きく開いた両方のピアス穴に、それぞれ男性器を突っ込まれるダブル乳首姦
    • そのまま中出し + 両目に精液放出されながら、肛門に溜まった物質を排出
    • 両乳首にペットボトルを通され、鼻フック三本で鼻孔拡張 + 指で唇を左右に開いた口裂け状態の崩壊顔面を写真撮影

    と、今回もキワモノプレイがてんこ盛りヽ( ´∀`)ノ しかし、にもかかわらずこんなオチが付いてしまうところが、ジョン・K・ペー太ジョン・K・ペー太たる由縁でありましょうか。

  • 狂い咲きブラックサレナ(『COMIC 0EX』Vol.14――2009年01月10日)  [部活, アナル, 子宮, , バレーボール, アナルフィスト, ペット, おなら, 白目, 装飾, レズビアン, 嘔吐, シャワールーム, 異物浮き出し, , ...]
    画像(狂い咲きブラックサレナ  /  ジョン・K・ペー太)

    新入生ひとりにターゲットをしぼって執拗にしごき上げる、バレー部の女部長さん。ほかの部員たちは、ひとりだけ目の敵にされる新入生さんを陰で励ましつつ、体育会系のノリや屈強な体躯が浮いていると、部長さんの陰口をたたくのですが……?

    画像(狂い咲きブラックサレナ  /  ジョン・K・ペー太)

    えろあきちゃん:

    じつはサドマゾ的お姉様とペットの関係であった部長さんと新入生さんが、ほかの部員が帰った後のシャワー室で秘密の愛を確かめあうお話……と書くと、なんだか昭和の香りが漂ってくるようですが、そうは問屋が卸さないのがジョン・K・ペー太の恐ろしいところ。

    いきなり目玉舐めから始まって、性器口愛に肛門口愛、肩口まで肛門に挿入するアナルフィスト、両足を持ってエビ反りにした状態で足を突っ込むレッグファック、さらにはそのまま両足を極めた状態で足首まで突っ込んで子宮や卵巣を押しつぶす内臓破壊と、耽美さなど一切感じさせない異常な愛情表現がこれでもかと繰り広げられます。もちろん、合間合間には、内臓断面図や、異物の形状がお腹に浮き出す腹ボコ、白目剥きに嘔吐、腸液におならといったゲテモノ表現が豊富に挿入されていたり……ヽ( ´∀`)ノ

    画像(狂い咲きブラックサレナ  /  ジョン・K・ペー太)

    シチュエーションは懐かしさすら感じさせる耽美レズ風なのに、肉体と肉体を激しくぶつかり合うどころか、互いの体内に侵入することで愛を確かめあう、体育会系と表現したら体育会系の皆さんに失礼なくらい常軌を逸したプレイが、しかし全体的にはからっと描き上げられているのがすごく面白いヽ( ´∀`)ノ

    思うんだけど、ジョン・K・ペー太にとって、人体とはさまざまにカラフルな装飾が付いたドーナツ状の「袋」なんですね。彼女たちは腕や足を使って互いの腸や子宮内に侵入するわけですが、しかし彼女たちの交合は(たとえば腸壁のような)「膜」で隔てられていて、文字通り血肉がひとつに混ざり合うことは決してない。過剰に暴力的な内容を含むジョン・K・ペー太作品が、しかしながら残酷さ・陰惨さをそれほど感じさせず、むしろギャグ漫画のように読めてしまうのは、作者と読者が、この「袋」が裂けたり破れたりして中身が露出するような事態は永遠に起こらない、という信頼で結ばれているからかもしれない。

参考


※下のコメント欄は、『今週発売される成年コミック』を更新 (2009/7/6〜7/12)との共用です。

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