『スーパーモンゼツメガビッチ』――ジョンK.ペー太

記事公開:2010年04月05日 最終更新:2010年04月10日
スーパーモンゼツメガビッチの商品画像

(※この記事は、単行本発売前に書かれた『今週発売される成年コミック』を更新 (2010/04/05〜04/11)からの抜粋です。紹介した内容は、単行本で加筆・修正・変更・削除されている可能性があります。ご注意ください。記事の末尾に参考情報コメント欄があります)

スーパーモンゼツメガビッチジョン・K・ペー太の単行本。昨年12月に発売されたムチムチ!! 悶絶フィーバープラスは、桃園書房から刊行された単行本の再編集版でしたが、今回はCOMIC 0EX掲載作品を集めた新刊です。

画像(逆襲のニードルバルカン!!  /  ジョン・K・ペー太)

ジョン・K・ペー太は、女性器開放や人体断面図による内臓描写――そして、膣や肛門に、おち○ぽどころか腕やバットが侵入して、お腹に形が浮き上がるほど激しく突き上げたり、卵巣を指でつままれたりと、内臓蹂躙系のプレイに特色のある、特異な作家さん。

画像(逆襲のニードルバルカン!!  /  ジョン・K・ペー太)

内臓系のプレイだけでなく、高慢なマッチョ女を制裁するサド責めや、嘔吐、腸液噴出、緊縛、罵倒、屈服、クリトリス肥大や母乳噴きなど、内容はじつにエクストリーム。しかし、陰惨でどろどろした雰囲気が感じられず、むしろ、作品全体に、極端なギャグマンガのような非常にドライな空気が流れているのが、不思議に面白いところ。びっくり人間系の芸人さんによる体を張ったパフォーマンスを眺めているかのような感覚があります。

理由のひとつは、どんなに壮絶な拡張や内臓蹂躙を繰り広げても、彼女たちの皮膚が決して裂けたり破れたりしないこと。そして、もうひとつはオチのヒドさ。ジョン・K・ペー太世界では、途中でどんなに酷い行為が繰り広げられても、最後のヒドいオチ一発で、すべてがチャラにされてしまうのです。この辺の感覚は、なかなか得がたいところ。

どんなに凶悪で暴力的な描写が出てきても、作品の中で決して血は流れないし、彼女たちは廃人になったり死亡したりしない――作者と読者がそういう信頼で結ばれているからこそ、我々はこの漫画を、安全なファンタジーとして、まるでギャグマンガのように笑いながら読むことができるのです。

画像(逆襲のニードルバルカン!!  /  ジョン・K・ペー太)

最近の0EX掲載作は、えろまんがの伝統的なプロットやシチュエーションをジョン・K・ペー太世界に持ち込むと、どのように変質するか――ということをテーマにしている感じでもあるので、そういう目線で読んでみても面白いはず。

スーパーモンゼツメガビッチ収録作品:情熱のメガネヒモビッチ/非道のエチケット/幻のサイキックホームラン/逆襲のニードルバルカン!!/トーキョードランクプリン/魂の爆砕スクラム!!/マグマスライダー/常夏シェービング/あとがき

参考


※下のコメント欄は、『今週発売される成年コミック』を更新 (2010/04/05〜04/11)との共用です。

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